「幸せの綱」思い込め 浦添・城間松明大綱引


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城間松明大綱引で綱を引く住民ら=25日、浦添市のサンパークてだこ通り

 【浦添】秋夜にたいまつをともし、幸せの綱を引き合う第23回城間松明大綱引(主催・同保存会、城間自治会)が25日、浦添市のサンパークてだこ通りで盛大に開かれた。松明大綱引きは1944年に沖縄戦で途絶えたが、92年に復活した。

 城間松明大綱引保存会の与座澄雄会長が「城間の綱は五穀豊穣、無病息災を引き寄せる幸せの綱といわれている。力いっぱい綱を引いてほしい」とあいさつ。市城間の旧地域名にあたる前村渠、後村渠に分かれ、住民らが大きな掛け声で力の限り綱を引いた。約4分間の激戦の末、後村渠に軍配が上がった。
 子ども会による道ジュネーや太鼓演舞、子ども綱引き、空手演舞や婦人部の巨大しゃもじのガーエーも行われた。