9月の求人倍率、3年ぶり悪化 失業率も上昇


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 厚生労働省が31日発表した9月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・01ポイント低下の1・09倍で、3年4カ月ぶりに悪化した。
 総務省が31日発表した9月の完全失業率(季節調整値)も2カ月ぶりに悪化し、前月比0・1ポイント上昇の3・6%だった。
 有効求人倍率は、依然1倍台の高水準を維持しており、厚労省は「雇用情勢は安定しており、直ちに悪化することはない」と分析。ただ、これまで景気回復を背景に求人倍率は改善を続けてきたが、消費の落ち込みで採用意欲に陰りが出てきた可能性がある。
(共同通信)