黒糖、コーヒー一体に 菓子2商品を共同開発


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 【八重瀬】黒糖菓子を製造販売する上地屋(上地克史代表取締役)と35コーヒーのソーエイドー(大城宗貞社長)はこのほど、「キャラメルカフェ ピーナツ ブラウンシュガー」と「キャラメルカフェ ソイビーン ブラウンシュガー」の黒糖菓子2商品を共同開発した。

両社の本社がある八重瀬町商工会が展開する「カラベジプロジェクト」の一環で、「黒糖菓子は年配向けのイメージだが、ぜひ若い人にも食べてもらいたい」とアピールしている。
 「ピーナツ」「ソイビーン」はそれぞれ、ピーナツと大豆に35コーヒーの粉末とキャラメル、黒糖をからめた菓子。豆の香ばしさや黒糖の甘さに加え、キャラメル、コーヒーの風味が楽しめる。
 「カラベジ―」は八重瀬町内の多彩な農産物や加工食品を活用し、町の知名度向上と活性化を目指すプロジェクト。これまで約15商品を取り扱ってきたが、2企業が共同して商品開発するのは初めて。
 上地代表取締役は「初めての試みで、どの製造工程でコーヒー粉末をからめるか試行錯誤した」と語り、ソーエイドーの梶山純課長は「コーヒーともよく合う味だ。年間1350万円の売り上げを目指したい」と意気込んだ。今後はバニラ味やミント味などの商品展開も予定されている。
 商品は80グラム、350円(税別)。35コーヒーの県内9店舗や、11月4~10日に那覇市のデパートリウボウで開く「カラベジフェア」で販売される。フェアでは、同プロジェクトによるジャムやロールケーキ、キムチのもとなども購入できる。

共同開発の新商品をPRする上地克史代表取締役(左)と梶山純課長=27日、八重瀬町の具志頭農村改善センター
「キャラメルカフェ ソイビーン ブラウンシュガー」(左)と「キャラメルカフェ ピーナツ ブラウンシュガー」