島の運動会に「感動」 教師の卵、渡嘉敷で実習


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運動会で進行係などの裏方で活躍する(右から)仲宗根さん、宮里さん、新川さん=25日、渡嘉敷小中学校運動場

 【渡嘉敷】琉球大学教育学部小学校教育コースの教育実践学専修3年次の学生、新川颯人さん(21)、宮里智奈美さん(22)、仲宗根康紘さん(24)が、20日~26日まで渡嘉敷小中学校(上原義弘校長)で、小学校教諭に必要とされるフィールドワーク実習に取り組んだ。

 同教育コースには、教科の指導力だけではなく、教師に必要とされる教科外活動や教科の枠を超えた学習の指導力といった総合的実践力を磨くことのできるカリキュラムが用意され、離島の小中学校へ実際に行って「見る」「聞く」「感じる」「関わる」機会を体験する。同校では、教科指導以外の先生方の裏方に徹した。
 新川さんは「主に掲示物などを丁寧に張り替えた」、宮里さんは「とかしきっ子たちは、みんな明るく、しっかりしている。発表が上手」、仲宗根さんは「ハロウィーンパーティーに関わり、子どもたちを見ることができた」と、それぞれ感想を話した。
 3人は、運動会では裏方の進行係など、先生方の補助役を務め「地域と一体となった運動会に感動した。島の人たちは優しい。ぜひ、渡嘉敷で教壇に立ちたい」と実習の成果を強調した。
(米田英明通信員)