本島等元長崎市長が死去 90年に右翼から銃撃


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死去した本島等氏

 昭和天皇の戦争責任に言及し、右翼から銃撃された元長崎市長の本島等氏が死去したことが31日、市幹部らへの取材で分かった。92歳。長崎県出身。
 1979年4月、長崎市長に初当選し、4期務めた。
 88年12月、市議会で共産党議員の質問に答え「(昭和)天皇に戦争責任はあると思う」と発言。90年1月、市役所前で右翼の男から胸を拳銃で撃たれ約1カ月の重傷を負った。これをきっかけに、暴力から言論の自由を守れという世論が沸き起こった。
(共同通信)