【ニューヨーク共同】米東部メーン州の裁判所は10月31日、エボラ出血熱の感染防止を理由に女性看護師ケイシ・ヒコックスさん(33)を自宅から外出禁止にするのは「非合理的」とする判断を示した。ヒコックスさんが州の指示を無視して30日に外出したため、州は外出を禁止する裁判所の命令を求めていた。
感染症の拡大防止という公共の利益と個人の自由をめぐり続いた議論は一つの結論をみた。エボラ熱患者と接触した医療関係者を21日間強制隔離する措置を最初に導入した東部ニューヨーク州などの今後の方針にも影響しそうだ。
(共同通信)
看護師の外出禁止は「非合理的」 エボラ熱で米裁判所
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琉球新報社