長崎で障がい者スポ大会開幕 県勢が笑顔で入場行進


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
開会式で笑顔で行進する県選手団の代表ら=1日、長崎県総合運動公園陸上競技場

 「君の夢 はばたけ今 ながさきから」をスローガンに第14回全国障害者スポーツ大会(長崎がんばらんば大会)が1日、長崎県総合運動公園陸上競技場で始まった。全国から集まった5512人の選手が3日まで長崎県内各地で熱戦を繰り広げる。

 9競技に69人が出場する県勢は、開会式で温かい拍手と歓声の中、サッカーに出場する旗手の山内健勝選手(18)を先頭に笑顔で入場行進した。
 大会第1日、県勢は水泳やフライングディスクなど6競技に参加し、陸上競技のソフトボール投げで島袋忠選手(37)、1500メートルで田場上選手(59)がそれぞれ銅メダルを獲得した。約3カ月の練習が結果に結び付いたという島袋選手は「メダルが取れて良かった。沖縄にメダルを持って帰れてうれしい」と喜んだ。初めて長距離に出場したという田場選手は「途中でへばりそうになったけど、観客の声援に背中を押された。次に出る200メートルも頑張る」と意気込んだ。
 全国大会で初勝利を目指した知的障がい者女子バスケットボールチーム「ちゅらさん」は堺市と対戦した。第2クオーターまでリードしたが、エースの幸地千夏選手(20)がけがで交代した後、徐々に相手ペースになり、33-47で敗れた。司令塔の仲程亜未選手(21)は「気持ちの面でまだまだだと感じた。全国大会で1勝することは難しい」と悔しさをにじませた。
 聴覚障がい者女子バレーボールチーム「沖縄県聴覚障害者協会女子バレーボール部」は大阪市と対戦。一進一退の攻防だったが0-2で敗れた。