第1回泡盛まつり 宮古6酒造所 飲み比べ


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素晴らしい口上が述べられると、来場者から声援が送られた=2日、宮古島市平良の島の駅みやこ

 【宮古島】泡盛の良さをPRする「第1回宮古島泡盛まつり」が1、2の両日、宮古島市平良の島の駅みやこで開かれた。市内6酒造所の泡盛試飲会や利き酒コンテスト、酒を回し飲む際のあいさつのうまさを競うオトーリ口上コンテストなどが行われ、多くの市民や観光客でにぎわった。

 泡盛になじみの薄い若者や観光客へ泡盛の魅力を伝えようと、「泡盛の日」の1日に合わせて初めて開かれた。
 試飲会では市内6社の泡盛の飲み比べが楽しめた。大阪から夫婦で観光に訪れた川井淳さん(39)は「宮古島にこんなにたくさん酒造所があるとはびっくりした。どれもうまい。沖縄県外で手に入れられる泡盛は限られているので、こういう機会はありがたい」と笑顔で語った。
 2日のオトーリ口上コンテストでは、大阪府出身で、現在市下地川満に住む村木茂さん(45)が18年前に初めて宮古島に来た時にオトーリを経験したことを振り返った。「東平安名崎で満天の星空の下、オトーリを回した。それが素晴らしい思い出で、宮古に住むことを決めた」という。「オトーリがなければ自分はここにいなかった。宮古島に役立ちたい」と抱負を語った。