金武町子ども議会、活発に質問 「遊び場増やして」


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はつらつと質問する子ども議員たち=11月28日、金武町議会

 【金武】金武町子ども議会が11月28日、町議会で開かれた。町内の小中学生ら16人が“子ども議員”として登壇。町の幹部たちに、日常感じている疑問や意見を質問した。中学生からは幹部の答弁を受けた再質問もあり、通常の議会さながらの緊張感に包まれていた。

 子ども議会は、11月の教育月間の一環で開催しており、今回で3回目になる。
 質問通告書の提出や議事録の作成、議会中継のネット配信なども通常通り進められた。
 子ども議員からは「遊び場を増やしてほしい」「学校のトイレを洋式にしてほしい」「集団登下校を実施して異学年とふれあう機会を増やして」と、生活の中で生まれた切実な訴えが上がった。
 金武中3年の真栄里和哉君(15)は、ギンバル訓練場跡に新設し開院できていない「北部メディカルクリニック」について質問した。森山朝男基地跡地推進課長は「一日も早い開業を目指し取り組んでいる」と答弁した。真栄里君は「疑問に思っていることを答えてもらえてよかった」と感想を語った。
 中川小6年の花城舞夏さん(12)は「なんて質問したりしたらいいか戸惑ったり、言い忘れたりした。実際に議員をやって議会の仕事について学ぶことができてよかった」と話した。