和歌山県那智勝浦町の熊野那智大社に隣接する高さ133メートルの那智の滝と青岸渡寺の三重塔で19日、大みそかのライトアップに備えて試験点灯が行われた。
那智の滝前には6台、塔の前に2台の大型投光器が設置され、午後5時すぎに点灯された。那智の滝は青白く神秘的な姿となって冬空に浮かび上がり、三重塔は輝くような姿を見せた。
ライトアップは元旦にかけて訪れる初詣客を温かく迎えようと1989年に滝の周囲に水銀灯を設置したのが始まり。
那智大社では27日には滝の上にかかるしめ縄を張り替え、迎春準備を整える。
(共同通信)