米憲兵が酒気帯び運転容疑 嘉手納基地所属


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 沖縄署は21日、北谷町宮城の路上で、酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転したとして、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で、嘉手納基地第18憲兵中隊所属の2等軍曹(31)を逮捕した。沖縄署によると、2等軍曹は容疑を認めている。2等軍曹の呼気からは基準値(呼気1リットル中0・15ミリグラム)の約2倍のアルコールが検知された。

 在沖4米軍の軍人・軍属の勤務時間外行動指針(リバティー制度)は9日から大幅に緩和された。9日以降、米兵による酒絡みの事件・事故は2件目で、緩和後早々に飲酒絡みの事件が相次いでいる。18日には、在沖米陸軍トリイステーション所属の大尉が酒に酔った状態で、職務質問中の警察官に暴行し、公務執行妨害容疑で逮捕された。
 2等軍曹の逮捕容疑は20日午後11時38分ごろ、北谷町宮城の路上で、酒気を帯びた状態で普通乗用車を運転した疑い。
 沖縄署によると、警ら中のパトカーが、北谷町宮城の住宅街で2等軍曹が乗る車両を発見。不審に思い、停止を求めたところ、アルコールが検知されたため現行犯逮捕した。車内には2等軍曹の知人2人も乗っていたという。同署によると、2等軍曹は北谷町内にある自宅で飲酒したと供述している。
【琉球新報電子版】