イラクで「性奴隷」被害深刻 イスラム国、少女ら拉致


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 【カイロ共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは23日、過激派「イスラム国」がイラクで拉致したクルド民族少数派ヤジド派の少女らが性的虐待の対象とされる「性奴隷」にされ、脱出しても身体的、精神的に大きな痛手を負っているとの報告書を発表した。

 拉致されたのは10代前半の少女多数を含む少なくとも数百人で、千人以上の可能性もある。イスラム国の戦闘員や支持者と強制結婚させられたり人身売買されたりし、「贈り物」としても扱われている。
 アムネスティは、クルド自治政府や国連、人権団体などに、被害者への医療面、精神面での支援が必要だと指摘した。
(共同通信)