10年で九州分の湿地消失 中国、生態系に影響


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 【北京共同】中国国家林業局は24日までに、ここ10年で、九州の面積に迫る約339万ヘクタールの湿地が消失したとの調査結果を公表した。湿地は生態系維持に重要な役割を果たしているが、保全意識の低さから、埋め立てや開発に歯止めがかからず、管理強化に向けた法整備が急務となっている。

 中国は国際的に重要な湿地の保全を目指すラムサール条約に1992年に加盟。現在、黒竜江省などの46カ所の湿地が、生物多様性の維持に重要な役割を果たす動植物を支えているとして条約湿地に登録されている。
(共同通信)