「命どぅ宝に平和賞を」実行委来年発足 準備会が方針決定


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「命どぅ宝にノーベル平和賞を」実行委員会発足準備会=23日、那覇市古島の教育福祉会館

 「命どぅ宝にノーベル平和賞を」実行委員会発足準備会が23日、那覇市古島の教育福祉会館で開かれた。平和の礎に象徴される「命どぅ宝」の考え方を世界に発信し、継承してきた県民がノーベル平和賞を受けることを目指す。2015年6月23日までに実行委員会を立ち上げることが決まった。

 出席した石原昌家沖国大名誉教授は「敵味方の区別なく平等に刻銘している平和の礎は世界のどこを探してもない」と話した。受賞を推進する実行委員会として「命どぅ宝の会(仮)」を立ち上げ、県内の平和団体や個人に参加を呼び掛ける。
 浦添市の比嘉健多さん(23)は「運動の基礎として平和の礎を据えることで、戦争で亡くなった人たちの思いも継承できるはずだ」と語った。
英文へ→Citizen group aims to nominate Nuchi du Takara for Nobel Peace Prize