東電元会長ら再び不起訴へ 東京地検、年明けに


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 東京電力福島第1原発事故で、勝俣恒久元会長(74)ら3人を業務上過失致死傷罪で「起訴相当」とした検察審査会の議決を受けて再捜査している東京地検が、東日本大震災で被災した3県の防災担当者らから新たに当時の状況を聞き取り、津波対策が必要だとは考えていなかったとの説明を受けていたことが26日、関係者への取材で分かった。
 地検は年明けに3人を再び不起訴(嫌疑不十分)とする見通し。これを受けて検審が再び審査し「起訴すべきだ」と議決すれば、裁判所が指定する弁護士が検察官に代わり起訴することになる。
(共同通信)