脱北兵が朝鮮族の住民4人殺害 中朝が国境警備強化


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 【ソウル共同】韓国紙、東亜日報は5日、中国の消息筋の話として、北朝鮮を脱出したとみられる兵士(26)が、中国吉林省延辺朝鮮族自治州和竜市の村で昨年末に朝鮮族の住民4人を殺害する事件があったと報じた。強盗目的だったとみられ、兵士は中国軍と警察に狙撃され意識不明の重体。北朝鮮軍と中国治安当局は国境地帯の警備を強化した。
 兵士は昨年12月27日に脱北し同夜、和竜市内の民家に拳銃を持って侵入し夫婦を射殺。隣家の夫婦も拳銃で殴って殺害した。別の住民宅にも押し入り現金100元(約1900円)と食料を奪った。同深夜に中国兵らに見つかり狙撃された。
(共同通信)