広島市と長崎市が原爆投下から70年となる今年夏から秋ごろに、米国の首都ワシントンでの原爆展開催を計画していることが5日、分かった。被爆者の証言や遺品の展示などを検討しており、開催が決まれば、被爆50年の1995年以来、20年ぶりとなる。
広島市によると、両市は95年以降、被爆の実相を海外に伝えるため「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」を共催。核保有国の米ロ英や、核兵器廃絶の取り組みに熱心な国などで催され、これまでの開催地は計15カ国43都市に上る。
今回のワシントンでの会場については、アメリカン大を候補として検討している。
(共同通信)