県内交通事故死 過去最少の36人


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 県警交通企画課がまとめた2014年の県内の交通事故による死者数(事故発生から24時間以内の死亡)は、昨年の52人より16人少ない36人(暫定値)となり、統計を取り始めた1947年以降、最少となる見通しだ。

全国では4番目に少ない。このうち65歳以上の高齢者は前年比3人減の9人(構成比25・0%)で、全国と比較すると低い傾向となった。一方「事故発生から30日以内の死亡」の死者数は43人だった。
 14年の交通事故(人身事故)の発生件数は6173件(暫定値)で、負傷者数は7384人(同)だった。
 一方、飲酒絡みの人身事故は14年11月末現在で103件、死亡事故は8件となっている。飲酒絡みの人身事故で25年連続、交通死亡事故で2年連続全国ワーストになる見込みだ。同課の與儀淳管理官は「交通死亡事故数は減少しているが、飲酒絡みの事故件数は減っていない。飲酒運転撲滅へ継続して力を入れたい」と話した。