ゆいレール10円上げ 来月から隣駅110円に


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 沖縄都市モノレール(ゆいレール、仲吉良次社長)は7日、隣駅までの1区間運賃を2月1日から現行の100円から110円へ10円値上げすると発表した。

その他の運賃は据え置く。同社は値上げ理由を、消費税増税による負担の増加とした上で「ワンコインという利便性で初乗りを100円に設定したが、硬貨を必要としないIC乗車券オキカが利用者に浸透してきて、ワンコインにこだわる必要がなくなった」と説明した。
 昨年4月の消費税増税の際に、1区間運賃と、利用者が最も多い260円区間の運賃を据え置いていた。増税で負担が年間約1千万円増加することになった。
 ゆいレールは2011年の運賃改定の際、普通運賃初乗りを200円から220円に値上げしたが、利用促進などを目的に隣駅までの1区間運賃を「おとなりきっぷ」として100円に設定した。13年の同きっぷの利用者は月平均11万6千人で全乗客の約9・4%。