特定秘密、10機関で計382件 防衛・外交関連が大半


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 政府は9日、昨年12月末現在で特定秘密保護法により指定した特定秘密の件数が、内閣官房や防衛省など10行政機関で計382件に上ったことを明らかにした。防衛や外交に関する秘密が大半。
 内閣官房によると、10機関中、最も多かったのは防衛省で247件。うち85件が暗号に関する情報で、自衛隊の潜水艦や航空機などの性能や使用方法に関する情報が54件、防衛出動や治安出動など自衛隊の行動に関する情報が25件と続いた。
 次いで多かったのが49件の内閣官房で、大半が外務省などで用いる暗号や、情報源といった情報収集能力に関する情報だった。
(共同通信)