１０キロ逆走し事故、暴行容疑　関電社員を書類送検

　自動車道をワゴン車で約１０キロ逆走して観光バスに接触するなどほかの車を危険にさらしたとして、兵庫県警は９日、暴行と道交法違反（事故不申告）の疑いで、運転していた関西電力の男性社員（５０）を書類送検した。
　観光バスの乗客にけがはなかった。社員は「急いでいたので、逆走して戻った」と供述。ワゴン車はその後ほかの車ともすれ違っており、運転手や乗客を重大な事故に巻き込みかねない危険な状況にさらしたとして、県警は暴行容疑の適用を決めた。
　送検容疑は、昨年９月、兵庫県南あわじ市の自動車道下り線をワゴン車で逆走。観光バスと接触して車体を破損させ、そのまま逃げた疑い。
（共同通信）