ネットに生命科学系論文不正疑い 東大や阪大などの80本


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 東京大や大阪大などの複数の研究グループが発表した生命科学系の約80本の論文で、1本の論文に複数の似た画像が使われるなどの不正の疑いがインターネット上で指摘され、大阪大は9日までに事実確認を始めた。
 東大広報課は「指摘があることは把握しているが、事実関係が分からず調査するかどうかは未定」としている。
 指摘があったのは、日本分子生物学会の関連組織が立ち上げた生命科学関係者の交流サイト。昨年末~年明けに、匿名の人物が1996~2008年に英科学誌ネイチャーなどの雑誌に発表された約80本の論文リストを掲載した。
(共同通信)