日本臓器移植ネットワークは13日、大阪大病院に入院中の6歳未満の女児が午前1時40分、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。女児は、拡張型心筋症という重い心臓の病気のため補助人工心臓を付けており、心臓移植を希望して待機中だったという。
6歳未満の脳死判定は2010年の改正移植法の施行後、3例目。脳死の直接の原因は心原性脳梗塞。補助人工心臓を付けたことによってできた血栓が脳に飛び、血管が詰まったとみられる。
女児の両親は「国内では臓器提供が少ない現状を強く感じており、迷わず提供を申し出た。同じような気持ちの方に少しでも光がともせたら」とコメント。
(共同通信)