【パリ共同】「女は殺さない。生かしてやるからコーランを読むんだ」。風刺週刊紙シャルリエブドの銃撃事件の現場にいて助かった女性記者シゴレーヌ・バンソンさんは14日付のルモンド紙に対し、容疑者に言われた言葉を証言した。
容疑者2人が編集会議室に入ってきた際、バンソンさんは床をはって隣室に逃げ込み身を潜めた。銃声は「乱射ではなく一発一発ゆっくりだった。会議参加者は誰も声を出さなかった」という。
しばらくすると男が入ってきて見つかった。サイド・クアシ容疑者だ。「怖がらなくていい。女は殺さない。ただ自分がいかに悪いことをしてきたか考えるんだ」と話し、出て行った。
(共同通信)