【ベルリン共同】ドイツ大衆紙ビルトは14日、米側に200点以上の文書を渡していたとして昨年7月に逮捕されたドイツ連邦情報局の男が、同局のスパイ3500人の本名と偽名が記載された名簿を盗んでいたことが分かったと報じた。男が名簿を外国の情報機関に提供したかどうかは不明という。
男が盗んだのは、海外に派遣された連邦軍部隊に対するテロ情報収集などを担当する職員の名簿。連邦情報局には6500人の職員がいるとされ、ほぼ半数がこの名簿に載っていたという。
男は名簿を自宅のハードディスクに保存していたが、昨年夏の家宅捜索の際に押収された。
(共同通信)