インフルエンザ低年齢層増加 警報継続


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 県健康長寿課は14日、第2週(5~11日)の1定点医療機関当たりのインフルエンザ報告数が、前週に引き続き警報レベルの30人を超える62・98人だったとし、警報発令を継続した。

報告数は前週(48・74人)の約1・3倍に上るなど増加している。重症化する可能性のある低年齢層の増加が目立つことから、同課は注意を呼び掛けている。
 患者数は58定点医療機関合計で3653人だった。保健所別では那覇市保健所の86・83人が最多で、南部保健所(78・71人)、中部保健所(54・40人)、八重山保健所(54・33人)が続く。北部保健所は31・6人、宮古保健所は25・00人。年齢別では1~4歳の549人(15・0%)が最も多く、次いで5~9歳の534人(14・6%)、20代の523人(14・3%)。前週に比べ1~4歳は約2・3倍、5~9歳は約1・6倍増加した。
 県立病院など7定点基幹病院に入院した42人の年齢別では80歳以上の16人、70代9人、60代5人の順で多かった。学年閉鎖と学級閉鎖はともに1校ずつ報告された。