オウム高橋被告が無罪を主張 地下鉄サリン事件、初公判


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東京地裁に入る、高橋克也被告を乗せたとみられるバス=16日午前9時3分

  1995年3月の地下鉄サリン事件で殺人罪などに問われた元オウム真理教信者高橋克也被告(56)の裁判員裁判が16日、東京地裁(中里智美裁判長)で始まり、高橋被告は「まかれたものがサリンとは知らなかった」と共謀、殺意を否認し、無罪を主張した。
 地下鉄事件の裁判員裁判は初めてで、40回の公判を経て、4月下旬に判決が言い渡される。
 高橋被告は事件後約17年間逃亡を続け、2012年6月、都内で発見、逮捕された。13人が死亡、6千人以上が負傷した地下鉄事件では、日比谷線車内にサリンを散布した元教団幹部豊田亨死刑囚(46)を車で送迎したとして起訴された。
(共同通信)