長崎の教会群を世界遺産に推薦 閣議で了解、来夏に登録審査


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長崎市の大浦天主堂

 政府は16日の閣議で「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)を世界文化遺産に推薦することを了解した。今月末に国連教育科学文化機関(ユネスコ)へ推薦書を提出する。ユネスコの諮問機関が9月にも現地調査し、来年夏の世界遺産委員会で登録の可否が審査される。
 教会群は、国宝の大浦天主堂(長崎市)をはじめとする教会建築や、キリシタンゆかりの城跡、集落など14件の文化財で構成。キリスト教が極東に伝わり独自の信仰形態が生まれた点や、日本とヨーロッパの建築技術が融合した教会が建てられた点などを挙げ、他に例のない貴重な遺産だと説明している。
(共同通信)