がん治療と仕事の両立困難65% 内閣府調査


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 内閣府は17日付で、がん対策に関する世論調査結果を発表した。がん治療や検査のため2週間に1回程度、通院しながら働く環境が整っているか聞いたところ「そう思わない」「どちらかといえばそう思わない」の回答が計65・7%に上った。2013年1月の前回調査より3・2ポイント減ったものの、がん治療と仕事の両立が依然困難とみられている実情が浮き彫りとなった。

 厚生労働省は10年の国民生活基礎調査を基に、働くがん患者を32万5千人と推計している。
 調査は昨年11月に全国3千人を対象に面接で実施し、60・0%の1799人が回答した。
(共同通信)