農協改革に批判続出、福井 自民、推進へ不安残す


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 自民党の稲田政調会長は17日、全国農業協同組合中央会が反発する農協改革に関し、福井市内で地元農協の幹部ら約30人と意見交換した。出席者から「自民党は農協バッシングをしている」などの批判が続出。20日からの党内論議を見据え、農協側の理解を得て改革推進へ弾みをつける狙いだったが、不安を残した形だ。

 稲田氏は記者団に「農協をよりよいものにしたいという共通認識はある」としつつも「農業者と膝詰めの議論をする必要性を痛感した」と述べた。
 会合で出席者は改革に関し「経済や生産性の問題だけを考えている。地域社会で果たしてきた農協の役割を考えるべきだ」と問題提起した。
(共同通信)