佐賀で高病原性鳥インフル　７万羽殺処分、今冬５例目

　佐賀県は１８日、有田町の養鶏場の鶏を遺伝子検査した結果、強毒性のＨ５型高病原性鳥インフルエンザウイルスを確認したと発表した。県は経営者が同じで有田町内にある別の養鶏場を含め、計約７万２９００羽の殺処分を開始した。この冬、国内の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認されたのは５例目。
　安倍晋三首相は、情報収集や防疫措置の徹底を関係各省に指示。農林水産省は状況把握や防疫強化のため、小泉昭男副大臣を佐賀県に派遣。毒性は今後、動物衛生研究所（茨城県つくば市）が詳しく調べる。
　佐賀県の山口祥義知事は、自衛隊に派遣を要請したと明らかにした。
（共同通信）