本島氏銃撃25年、長崎集会 「言論の自由守れ」


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 長崎市議会で昭和天皇の戦争責任に言及し、昨年死去した本島等元市長が、右翼に銃撃された事件から25年となった18日、市民らが事件の教訓を考えるシンポジウムを長崎市で開いた。フランス週刊紙銃撃事件で言論の自由をめぐる議論が活発化する中、参加者らは「思想信条を乗り越えて言論や表現の自由を守ることが大事だ」と語った。

 当時、事件を取材した長崎新聞の高橋信雄特別論説委員や、言論の自由を求める署名活動に携わった長崎大の舟越耿一名誉教授らがパネリストとして参加。舟越名誉教授は「本島さん以外も銃撃されるかもしれないと怖かった」と振り返った。
(共同通信)