温暖化、洪水や農業の対策強化を 研究者ら重大な影響指摘


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 地球温暖化が進むと、コメの品質が悪くなったり、大雨による洪水が起きやすくなったりするとして、政府に早急な対策を取るよう求めた報告書を環境省の小委員会が20日、まとめた。
 将来予測されるさまざまな温暖化の悪影響のうち、重大で緊急性のある課題を初めて絞り込んだのが特徴。政府はこれを土台にして、被害を最小限にとどめるための適応計画を今夏までにまとめる。
 大学や研究所の研究者ら57人が500本以上の論文などを基に評価。農業、水産業、自然災害、生活への影響など56の項目について、日本にどんな影響を与えるかを分析した。
(共同通信)