湖沼の魚介類減少、外来種原因 ワカサギ、コイ、シジミなど


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霞ケ浦(西浦)で捕れたオオクチバス(上の2匹)とブルーギル(下の2匹)=2014年10月(国立環境研究所提供)

 全国の主要な湖沼で、ワカサギやコイ、シジミなどの魚介類の生息数が近年、減少傾向にあることが分かったと、国立環境研究所(茨城県つくば市)の研究チームが22日発表した。主な要因として、湖沼に侵入した外来魚による影響が考えられるという。

 面積や漁獲量が大きい全国の23湖沼を分析対象とした。
 減少の要因として考えられる(1)湖水の富栄養化(2)護岸工事による環境変化(3)オオクチバスやブルーギルなど計7種の外来魚の侵入―のうち、外来魚の侵入と種類の増加が、最も大きな影響を与えていることが分析で明らかになった。
(共同通信)