邦人拘束、政府がメール接触図る 身代金要求のアドレスに


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 過激派「イスラム国」とみられるグループが後藤健二さん(47)ら日本人2人を人質に取った事件で、日本政府が、後藤さんの妻に身代金を要求してきたメールのアドレスに返信し、相手側と接触を図っていることが22日、政府関係者への取材で分かった。ただ日本時間の22日夜時点で反応はないという。

 政府関係者によると、後藤さんの妻には昨年11月、初めて後藤さんの拘束を知らせるメールが届いた。その後、今年1月までに約10通が送られてきたという。
 メールの中には、後藤さんや家族しか知り得ない内容もあった。本人の写真や映像はなく、拘束場所にも触れていなかった。
(共同通信)