辺野古沖、サンゴ「良好」 自然保護協会が調査


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 日本自然保護協会は22日、普天間飛行場移設に伴う埋め立て予定地に近い名護市辺野古沖の長島や平島付近の海域で、海生生物の健康度を目視で確認する「リーフチェック」を実施した。

同協会保護部門主任の安部真理子さん(理学博士)はサンゴ礁の被度に関し「昨年3月の同じ地点の調査と同様に良好だ」と指摘した。ただ移設工事による今後の影響を懸念し、年1回実施してきた定点調査を半年後に前倒しすることも視野に入れ、環境への影響を確認する考えを示した。
 サンゴ礁の被度は深い地点(水深6.7メートル)は40.6%、浅い地点(同4.1メートル)は44.4%で前回調査の昨年3月並みだった。チョウチョウウオやブダイ、シャコガイ、パイプウニなども確認された。