議員約100人が抗議 オイルフェンスを拡大


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新基地建設阻止を訴え気勢を上げる100人近い議員団=24日午前9時45分、名護市のキャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で24日午前、沖縄防衛局はキャンプ・シュワブの沿岸部、浮桟橋付近から新たなオイルフェンスを辺野古崎付近に向け延ばした。また辺野古崎付近の沿岸部からも浮具(フロート)を沖に出す作業を始めた。

この作業が行われているところは防衛局が仮設桟橋の設置を予定している地点。砂浜にはパイプのようなものが置かれている。
 これに対し、米軍キャンプ・シュワブゲート前では国政野党の県選出国会議員や与党県議、県内各地の市町村議員らによる議員総行動が最終日を迎え、3日間で最多となる100人近い議員が結集し、抗議行動に参加した。照屋寛徳衆院議員は「昼夜なく簡易テントで座り込みを続ける皆さんに感謝する。新基地建設を阻止するまで団結を固めよう」と国会での追及を誓った。仲宗根悟県議は「これで終わりではなく継続した取り組みをしていく」と今後も現場に議員を派遣することを約束した。
 海上では、新基地建設に反対する市民がカヌー14艇と3隻の市民船を出して長島周辺で抗議を繰り返している。海上保安庁のゴムボート十数艇と防衛局の船舶10隻ほどが抗議行動に警戒し現場海域を取り囲んでいる。
【琉球新報電子版】