妻が「最後のチャンス」訴え 邦人人質事件、期限過ぎ情報なし 


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【アンマン共同】中東の過激派「イスラム国」を名乗るグループがフリージャーナリストの後藤健二さん(47)を拘束、解放条件として女死刑囚の釈放を求めた事件で、後藤さんの妻は29日夜、解放に残された時間は少なく、これが「最後のチャンス」かもしれないと訴える声明を英語の音声と文書で公表した。犯行グループから女死刑囚の釈放を世界に訴えるよう要求されたことも明らかにした。
 身柄交換の「期限」とされた29日日没を過ぎ、後藤さんと、「イスラム国」が殺害を警告していたヨルダン軍パイロットの家族が土壇場で解放を訴える声明を出した。2人に関する新たな情報はない。
(共同通信)