人質解放へイスラム国と駆け引き ヨルダン政府、仲介者通じ 


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 【アンマン共同】中東の過激派「イスラム国」を名乗る組織による邦人人質事件で、ヨルダン政府は31日、フリージャーナリスト後藤健二さん(47)解放交渉の焦点となっている、ヨルダン軍パイロットのモアズ・カサスベ中尉(26)の生存確認を求め、イスラム国側との駆け引きを続けたもようだ。交渉の内情は不明だが、ヨルダン政府は部族関係者や宗教指導者らの仲介者を通じイスラム国に働き掛けているとみられる。

 犯人側は29日未明(日本時間同日朝)の声明を最後に沈黙。表立った動きを止めており、「膠着状態」だ。
(共同通信)