開けにくい包装で薬の誤飲防げ 消費者事故調が提言へ 


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 暮らしの中で起きる事故の原因を究明し、再発防止につなげる消費者安全調査委員会(消費者事故調)は31日までに、子どもが医薬品を誤って口にする事故を防止するため、容器や包装を開けにくくするための基準を作るよう、厚生労働省に提言する方針を固めた。

 製品を使いにくいデザインにして子どもの事故を防ごうという考え方は「チャイルドレジスタンス」と呼ばれる。ライターの場合、火遊びを防ぐため着火レバーを重くするなどの規制をして効果を上げた。
 薬でもこうした手法が導入されれば、年間8千件を超える子供の誤飲事故の防止に効果が期待できそうだ。
(共同通信)