エボラ熱ウイルス変異か 研究者ら感染力変化分析


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 【ジュネーブ共同】西アフリカで流行するエボラ出血熱をめぐり、フランスのパスツール研究所の研究者グループは31日までに「ウイルスに遺伝子変異が見られる」と指摘、人から人への感染力が強まったかどうか分析を進めていると明らかにした。英BBC放送が伝えた。

 ウイルスが変異し感染しやすくなったことが明らかになれば、エボラ熱の流行終息に向けた今後の対策に影響が出る恐れもある。
 研究者らは既に、ギニアの感染者数百人分の血液サンプル分析を開始したという。研究者の一人はBBCに「変異によって死亡率が下がることもあるが、感染しやすくなることもあり、心配している」とコメント。
(共同通信)