軽便鉄道100年、駅舎資料館開館 今月末まで入場無料


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駅舎周辺の町並みを再現したジオラマを見つめる来場者ら=31日、与那原町与那原の町立軽便与那原駅舎展示資料館

 【与那原】県営鉄道(軽便鉄道)開通100周年を記念し、与那原町が2014年に復元した与那原駅舎が、町立軽便与那原駅舎展示資料館として31日、開館した。町内外から訪れた多くの来場者が展示に見入っていた。

 1914年に開通して那覇-与那原を結んだ与那原線。駅舎は沖縄戦で破壊され、跡地は町役場やJAおきなわなどが利用していたが町が2013年から一括交付金を活用し復元した。切符を模した入場券で入る館内は風景模型(ジオラマ)や写真、映像などが展示され、軽便の歴史を体感できる。
 開館は午前10時から午後6時まで。休館は火曜と年末年始。2月末まで入場無料。町は1日まで、軽便与那原駅舎復活まつりを開催し、町内で多彩な催しを実施している。