「おじい」で認知症ケア 南城で講座


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お年寄りら計約40人が受講した認知症サポーター養成講=1月28日、大里グリーンタウン公民館

 【南城】南城市大里の大里グリーンタウン自治会は1月28日、大里グリーンタウン公民館で認知症サポーター養成講座を開いた。公民館でミニデイサービスを行う同自治会介護予防部の部員らと、サービスを受けるお年寄りら計約40人が受講し、認知症患者と接する際の心構えなどを学んだ。

 市社会福祉協議会、市地域包括支援センターの協力による自治会での講座の開催は、市内では初めて。講座では同センターの國吉由紀乃さんと金城昌美さんが認知症患者への対応の心得を説明。「驚かせない」「自尊心を傷つけない」「急がせない」の頭文字をとった標語「おじい」を、市のマスコットキャラクターなんじぃと関連付けて紹介した。
 講座後、受講した証しであるオレンジリングを受け取った受講者ら。介護予防部部長の後濱(しいはま)絹江さんは「実際に身近に認知症の人がいるので、さりげなく接して交流していきたい」と話した。
 同自治会では4日午後7時半からも講座を開く。