米国防予算案、アジア重視継続 中国対応にらみ


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 【ワシントン共同】米国防総省は2日に公表した2016会計年度(15年10月~16年9月)の国防予算案で、アジア重視戦略を優先事項の一つとして継続する方針を示し、「台頭する中国」をサイバー攻撃などと並び対応しなければならない課題に位置付けた。
 予算担当のマコード国防次官は2日の記者会見で、前年度から大幅増の1億2600万ドル(約148億円)を要求した在沖縄海兵隊のグアム移転関連費用に言及。「グアム移転は世界に展開する米軍の(計画の)中でも主要な近代化の動きだ」と強調した。
 国防総省によると今回の予算案は歳出の強制削減で定めた水準を360億ドル超過している。
(共同通信)