マニラで日米市街戦の犠牲者追悼 太平洋戦争、10万人犠牲


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 【マニラ共同】太平洋戦争で日本軍が占領していたフィリピンの首都マニラで、米軍を中心とする連合国軍との間で1カ月にわたる市街戦が始まってから3日で70年。マニラ市役所で式典が開かれ、戦闘に巻き込まれて犠牲になった約10万人の市民らを追悼した。

 当時7歳だった元大統領のジョセフ・エストラダ市長(77)は、砲撃や戦闘の音を今でも覚えていると演説。「戦争では結局のところ、誰も勝者にはなり得ない」と述べ、二度と戦禍を繰り返してはならないとの市民感情を代弁した。
(共同通信)