パーキンソン病の原因遺伝子発見 遺伝性タイプ、順天堂大チーム


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 神経の難病であるパーキンソン病のうち、遺伝によって起きるタイプの原因となる遺伝子を見つけたと、順天堂大などのチームが4日付の英科学誌に発表した。遺伝性の患者以外でも、この遺伝子の配列に違いがあると発症のしやすさが最大4・7倍高まるという。

 順天堂大の船山学准教授は「原因遺伝子が分かり、新たな治療薬の開発につながる可能性がある」と話している。
 チームは、遺伝性のパーキンソン病の家系で患者4人の遺伝子を解析。CHCHD2遺伝子に変異を見つけた。他の三つの家系でもこの遺伝子に変異があり、原因遺伝子と判断した。
(共同通信)