ノーベル賞金一部を徳島大に寄付 中村修二教授


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
徳島大の関係者(右)に寄付の目録を手渡す中村修二氏=6日午後、徳島市

 ノーベル物理学賞を受賞した米カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)が6日、母校の徳島大(徳島市)を訪れ、賞金の一部を寄付する目録を贈った。徳島大も中村教授に栄誉賞を授与。
 中村教授は「(お世話になった)感謝の気持ち。母校から栄誉賞をいただき、うれしく光栄だ」と語った。
 徳島大によると、寄付金は約820万円。ノーベル賞の賞金約270万クローナ(約3800万円)から税金などが差し引かれ、中村教授が受け取った額の半分に当たるという。
 中村教授は昨年11月の記者会見で、徳島大に賞金の半分を寄付する意向を示していた。
(共同通信)