刃物数本を自宅から押収、和歌山 容疑否認「殺してない」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
中村桜洲容疑者の自宅を家宅捜索し、押収物が入ったとみられる段ボールを運び出す捜査員=7日午前2時34分、和歌山県紀の川市

 和歌山県紀の川市の住宅地で市立名手小5年、森田都史君(11)が刺殺された事件で、県警岩出署捜査本部は7日、殺人容疑で逮捕した現場近くに住む無職中村桜洲容疑者(22)=同市=の自宅から、大型のものを含む刃物数本を押収したと明らかにした。中村容疑者は「男の子を殺していない。見たこともなく知らない」と容疑を否認している。
 捜査本部によると、中村容疑者は1月、傘を持ち、自転車に乗った森田君の中学生の兄(12)を走って追いかけていた。トラブルがあった可能性もあり、捜査本部は取り調べを本格化させ、動機や経緯など事件の解明を目指す。
(共同通信)