イノシシ、避難区域で活動域拡大 福島・富岡町


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 東京電力福島第1原発事故で避難区域となり全町避難が続く福島県富岡町で、野生のイノシシの「定住地域」が、避難区域以外のイノシシに比べて大幅に広い105~240ヘクタールだったことが福島県の調査で7日、分かった。事故から4年近く人が住んでいない避難区域で、イノシシが活動範囲を広げたとみられる。

 避難区域のイノシシの活動範囲と他地域との違いが明らかになったのは初めて。
 環境省の特定鳥獣保護管理マニュアルによると、イノシシは「定住期」と「移動期」を繰り返す。定住期は数日~数カ月間、10~100ヘクタール程度の定住地域内で活動。
(共同通信)