韓国、首相候補が記者をどう喝 疑惑報道止めたと誇示


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 【ソウル共同】韓国の朴槿恵大統領が次期首相に指名した与党セヌリ党の李完九・前院内代表が、複数の記者との食事の席で、自分はメディアの幹部に顔が利き、不利な報道をした記者の人生は終わる、などとどう喝していたことが7日までにKBSテレビの報道で発覚した。李氏は謝罪に追い込まれた。

 李氏には不適切な不動産投機などの疑惑が次々発覚している。同じ席で李氏はテレビ局幹部の名を挙げ、直接電話して疑惑報道をやめさせたとも誇示。
 朴政権では昨年、2人続けて首相候補者が過去の言動などが問題になり就任を断念。李氏への批判が拡大しており、首相人事の成否はまた不透明になってきた。
(共同通信)